E353系 S110編成  115系 1000番台 L99編成 】中央東線の退避

Popular articles!!
中央東線 E353系 S110編成+115系 L99編成①.JPG
【 E353系 S110編成 & 115系 1000番台 L99編成 】( JR東日本:中央東線 高尾~松本間 ) 】
新型E353系特急電車で形式統一される前の、2018年までの中央東線のダイヤはかなり複雑で楽しかった思い出があります。複雑のダイヤを作ってしまう要因は、本線上に入線する、多種多様な加速度や最高速度も違う型式が、過密に一方通行で走行することにあります。
原則、中央東線内では、速達特急を優先することになっている為、速達特急メインのダイヤが作られております。順序的には【①速達特急→②通常特急→③臨時特急→④団体・臨時列車→⑤臨時快速→⑥普通電車→⑦貨物列車→⑧配給列車→⑨試運転→⑩回送】こんな感じでしょうか?
しかし、中央快速線や中央東線は、ダイヤ通りに走行しない事が多々ある路線でも有名なのです。人身事故に動物との接触、踏切事故・信号故障に架線トラブル等の問題が発生すると、ダイヤがめちゃくちゃになり、全区間で電車が一時的にSTOPしてしまいます!
運転再開時には、速達特急メインのダイヤに変更されてしまい、特急以外の電車は大幅な遅延を余儀なくされます。本線上を走行する【臨時快速・普通・団体・回送・試運転・配給・工臨・貨物】遅い電車や列車は、各駅に設置されている待避線に長時間入線します。入線時には、特急との顔面横並びが実現することから、撮り鉄ファンから現在でも人気です。

上記写真は、山間にある待避線のある駅で、E353系特急『 かいじ 』号と、115系 1000番台 L99編成 廃車回送の横並び・顔合わせを捉えてみました。
115系1000番台車が走っていた頃(2015年より前)は、新型E353系特急は、まだ誕生しておりませんでした。同(L99)編成は、中央東線時代に「 C3編成 」と呼ばれ、6両編成の普通電車で、毎日この場所を14年間走行しておりました。結局「 C3編成 」は、2015年に奇遇にも、新潟地区に転属され、伴走車「 L99編成 」として名前を変えつつ、廃車を免れた編成でもありました。
そんな伴走車「 L99編成 」でしたが、2018年には、老朽化と伴走車任務の終了が重なり、ついに廃車となってしまいました。
未来の新型E353系特急、過去の115系普通電車が、2018年夏に中央東線内で、普段では起こりえない最初で最後の横並びが、ここで実現しました^^))

【 E353系 】
中央東線内を走行する旧E351系『 スーパーあずさ 』5編成の老朽化問題が浮上した為、2014年2月4日に量産先行車(試作車)の新造が発表されました。2015年7月25日に総合車両製作所(横浜金沢区)で、量産先行車(S101基本編成9両+S201付属編成3両)計12両が製造され、約2年の間、中央東線内で試運転を行い、2017年10月26日から本格的に本線にて営業運転を開始しました。同年12月23日『 スーパーあずさ 』8往復設定の4往復を新E353系で運転。 2018年3月17日のダイヤ改正では、旧E351系を全て置換え、『 スーパーあずさ 』全列車5編成が新型車両に統一されました。
その後のE353系の評価が予想以上に高かった為、速達特急以外の形式にも波及し、同年7月1日よりE257系で運転されていた一部( 通常『 あずさ 』10往復中3往復、『 かいじ 』12往復中9往復 )も置換え対象となりました。最終的に基本編成20本+付属編成11本の213両が製造され、全ての中央東線内の特急はE353系に統一されました。
2019年3月16日のダイヤ改正では、速達特急『 スーパーあずさ 』設定が廃止。特急設定は、『 あずさ 』と『 かいじ 』のみとなりましたが、新たに富士急行線直通特急『 富士回遊 』が設定されました。一方、中快速線内では、安価で乗り得な有料ライナーを特急に格上げし『 中央ライナー・青梅ライナー 』→『 特急はちおうじ 』『 特急おうめ 』での運用が開始されました。同時に、中央東線内の全特急は、自由席の廃止、全席指定席化となり、また料金体系も大幅に見直され、割高設定と変更になりました。2020年3月14日のダイヤ改正では、『 富士回遊 』2往復から3往復に増発変更をし、付属編成の日中運用の見直しも行われました。
2020年4月以降、新型コロナウィルスの影響で、乗車率が低下したことから、日中の特急『 あずさ 』12両運転を、9両運転へと変更し、運用されております。

【 115系 】

国鉄が(1963年~1983年)開発製造した近郊形直流電車です。主に寒冷地区やローカル地区、急勾配路線での運用を目的とし、平坦地区を走る国鉄111系近郊形直流電車をベースに、1,921両が大量製造され、全国各地で運用されました。 1973年~1983製造車には冷房を完備。それ以前の115系には冷房化改造を施しました。1977年から雪に強い1000番台車、クロスシートの座席間隔が広く暖地向けの2000番台が製造されます。1982年には2ドアで転換クロスシートを装備の3000番台車が登場しました。1987年4月1日、国鉄民営化後は、JR各社で延命工事やマイナーチェンジが行われ、現在でも、山陽地区(山陽本線・伯備線)や関西地区(福知山線)新潟地区(越後線)長野地区(しなの鉄道私鉄線)で活躍しております。

【 115系 1000番台『 L99編成 』とは?】

● 高崎・小山時代)(宇都宮線・高崎線)Y1081+Y1205編成:
1978年新製時から、115系の発祥の地である、高崎線・宇都宮線で活躍していた湘南色の編成に組込まれ活躍していた後期型車両です。1984年2月には、全国115系再編配置転換がおこなわれます。全国の車両センターから寄せ集めが行われ、既存の高崎線4両の他に、岡山地区で活躍していた中間車2両と、新潟で活躍し、高崎線に既に転属していた中間車1両を加え、同編成7両が組成されました。
1998年10月では、115系は、 4両・7両・8両・11両・12両・14両・15両のバリエーションに富んだ編成が多く存在しました。同編成は7両でしたが、その他の4両編成を連結し、11連になったり、8両(4両+4両)と連結し、最長15連で、首都圏の上野口で毎日活躍しておりました。

● 長野・松本時代)(篠ノ井線・中央東線・中央快速線一部)C3編成:
2000年12月2日改正時には、首都圏内の宇都宮線・高崎線に新型E231系普通電車が配備されます。115系1000番台車の多くは、余剰車扱いとなり、篠ノ井線(長野)と中央東線(松本地区)へ移管させられます。
同編成も2001年2月13日に大宮工場で、湘南色から信州色に塗り替えられ、7両から(新潟から転属していたサハ付随車1両を抜き)6両に車両数を変更。中央東線狭小トンネル対応のPS35シングルアームパンタに変換。首都圏デジタル無線機を搭載し、松本地区へ転属します。
同編成は長野車両センター管轄の、C編成6両の14本中の3番目に登場した、未更新のままの編成でした。『 C3編成 』のあだ名が付き、約14年間活躍しました。
2014年6月1日からは、東海道本線にもE231系新型普通電車が投入されてしまい、旧型の国鉄型211系が玉突きで、篠ノ井線・中央本線へ追いやられ、既存の115系は徐々に廃車に追い込まれてしまいます。
2015年3月15日には、同編成も余剰車扱いとなり、廃車かと思われました。しかし、車歴が若く、程度の良い最終型だったために、JR東日本で、ATS-P形首都圏乗入対応の保安装置を搭載していない、115系を運用している新潟地区へ、伴走車使用目的とし、転属させることとしました。
※高崎地区は既にATS-P形首都圏乗入対応の保安装置を搭載していました。

● 新潟時代)(信越本線・越後線・白新線・羽越本線・弥彦線・上越線・中央東線・篠ノ井線)L99編成:
2015年3月現在、新潟車両センターの115系は、信越本線経由(日本海経由)で長野総合車両センターで検査を受けていましたが、北陸新幹線開業に伴い、信越本線の長野~直江津間が第三セクター化(JRでなく私鉄線化)してしまい、最寄りの大宮総合車両センターが検査を受け持つこととなりました。新潟の115系はローカル運用で使用され、首都圏内の最新型の保安装置ATS-P形を搭載していない初期型の古い車両が多く、首都圏には乗入不可であり、ATS-P形首都圏乗入対応の保安装置を搭載した、同形式の伴走車が必要となりました。
そこで車歴が若く、程度の良い最終型の『 C3編成 』が伴走車に選定されました。新潟転属後の同編成は、営業運転には就かない車両となり、他の同形式営業車の首都圏への入出場をサポートする役目を担いました。

※以下は、L99編成が中央東線内を通過走行した際の記録をまとめてみました。 
※新潟~大宮間、高崎線・上越線内の同編成の115系伴走事項は、他線区なので反映しておりません。

2015年3月14日に長野総合車両センターから新潟車両センターへ6連で転属回送。
2015年5月20日には回送列車として長野総合車両センターに再び6連自走回送で呼び戻されます。
翌日には、6両から中間車モハユニット2両(岡山から転属した車両)を切り離し廃車、4両に変更されます。
2015年5月22日には、長野総合車両センターから新潟車両センターへ4連で自走回送。
2015年12月14日には、115系N9編成3両転属編成を迎えに、4連で新潟から長野へ自走回送。
2015年12月16日には、長野所属の最後の115系N9編成3両を長野から新潟へ転属させる為(1+3+3)両で転属回送。
2016年11月25日には、新潟車両センターから長野総合車両センターまで自走回送。
2016年11月28日・29日には、北しなの線,上越妙高はねうまライン(私鉄線)で乗務員訓練試運転扱いで使用。
2016年12月1日には、長野総合車両センターから新潟車両センターへ4連で自走回送。
2018年4月15日、新潟駅の新高架新ホームが完成。同時にATS-P保安装置が、新潟地区に導入されました。ATS-P保安装置が付いてない初期型の大量の115系は、新型E129系導入により廃車行きとなり、付いてる115系の車両は、引き続き3両×7本が現在も活躍しております。
ATS-P保安装置が新潟地区の全車両に搭載統一された為、同編成(L99編成)は、役目を失いほとんど出番が無くなりました。
2018年8月1日には、 廃車回送の為、自走で新潟車両センターから長野総合車両センターまで回送されました。

最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございます^^))

※ ブログ掲載時の写真画質は、容量の関係で低下させてます。
※ 撮影地場所のご質問等にはお答え出来ません。予めご了承ください。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 111

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた
面白い 面白い 面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

  • OTSUKYON

    こんにちは、またまた失礼いたします。
    115系の歴史を読ませていただきました、勉強になります。
    写真の115系は信州色ですが、やっぱり国鉄時代の湘南色の長編成には想い出があります。
    JR化後は各地の色に再塗装されましたし、シート形状も何度も改修されました。
    温暖な関西地方では113系の運用でした。
    湖西線では現役の113系5000番台、抹茶色、内装は223系新快速と同等にまで改修されてます。
    2020年08月13日 14:00
  • Shadom

    OTSUKYONさん

    こんばんわ^^)) いつも楽しく読ませて頂いております^^))
    関西の113系や115系の体質改善には、驚きましたね^^)) 東では、体質改善無しで最後まで走ってました^^)); アコモ改造で、席が変わってたぐらいでしょうか?窓もちゃんと開きました^^)) そろそろ、中央番外編で、高崎地区の115系や、新潟の115系の話でも記事に書いてみようかしら^^)) 現在、新潟にいる115系は、長野・松本の115系ですし、高崎・宇都宮地区の115系1000番台車は、大半が長野、松本に転属してますし、中央東線と密接なつながりがあります^^)) 乞うご期待^^))
    2020年08月13日 21:09

この記事へのトラックバック